2021/10/20

人生初のDIY

 仕事でもプライベートでも、電池式の腕時計を使用しているのですが、電池が切れた時に電池交換してくれるお店に行くのが面倒だ…と思い始めた今日この頃。
 電池なんて、どうせ裏蓋開けたらすぐ交換できる位置にあるんだろうと思い、自分でやってみることにしました。
 これをDIYと呼ぶのであれば、おそらくプライベートでは人生初のDIY。仕事ではほぼ毎日しているような気がするけども…。

 腕時計用修理工具13点セットを楽天市場で購入。値段は確か1,500円くらいでした。
 なんと困ったことに、説明書がない!(笑)
 調べれば大体のことは分かると思いますが、細かいところは手探りで進めるしかないという…。

 今回、電池交換で使用したのは写真のセット。
 時計を固定する「保持器」、裏蓋を開ける「3点支持オープナー」、オープナーに付ける「ビット(ピン)×3個」「ピンセット」 の4種類で電池交換できました。
 写真にはありませんが、バンドを外す場合は「バンドピン抜き棒」も必要になります。
 あくまで自分の時計の場合、という話ですが…。


 3点支持オープナーに付けるビットは、3個とも同じ形状のものを取り付けるはずですが、まさかの初期不良で1個だけネジ部に異常があり、取り付けられない状態になっていました…。
 仕方なく、形状が最も近いビットを選んで作業を進めることに(泣)

 説明書のない工具セットを購入した人用に解説。
 3点支持オープナーは、上下左右の幅が調整できるのですが、赤矢印のところを回すと左右の幅が、青矢印の手で持つところを回せば上下の幅が調節できます。

【SEIKOの腕時計を分解】

 電池交換だけなので、分解というほどのレベルではないのですが…。 
 約22年前に祖母に買ってもらったSEIKOの腕時計で、プライベートで使用しています。



 バンドが邪魔かと思い、まずはバンドを外す作業。
 赤矢印の穴に、バンドピン抜き棒を差し込んで押すと…。

 こんな感じで外れます。

 3点支持オープナーを使用して、裏蓋を開けます。
 裏蓋には窪みがいくつかありますので、どこか3点に3点支持オープナーの先端を合わせ、反時計回りに回して開けるだけです。

 裏蓋を開けると、余裕で取り出せそうな位置にボタン電池を発見。
 赤矢印の箇所に隙間があったので、そこにピンセットを入れて、ボタン電池を上に引き上げるようにして取り出してみます。

 難なくボタン電池を取り出すことに成功。
 ちなみにボタン電池をはめる時は、先ほどの赤矢印の隙間に押し付けるようにしてはめるだけです。
 ピンセットでの作業はやり辛かったので、素手ではめました。素手でもどうせ大丈夫。

 ボタン電池に型番が記載してありますので、それと同じ型番のボタン電池をヤマダ電機で購入。
 メーカーが違っても、型番さえ合っていれば問題なく動きました。

 裏蓋のパッキンが劣化していたので、内径と厚みを測ってAmazonで新しい物を注文して取り付けました。
 ネットショッピングって本当に便利。

 全ての作業が終了し、無事動作することを確認。
 一番大変だったのは、外したバンドを元に戻す作業でした…。
 バンドは外さなくても電池交換はできますので、個人的には外さないことをオススメします(笑)

 今ではソーラー式やスマートウォッチが主流の時代だというのに、いつまで使い続けるんだこの時計…。
 

【おまけ:DOLCE&GABBANAの腕時計を分解】

 海外製の腕時計も分解してみました。
 お店に持っていくと、海外製だからと値段が上がることもある腕時計。
 そうは言っても、電池交換だけなら難易度変わらんのやろ!と思っておる。
 もちろん、バンドは外さずに電池交換します!

 SEIKOの時計と同じ方法で裏蓋を外すと、白いプラスチックのカバーが出てきました。
 これはピンセットで掴めば、簡単に取れます。手で取っても良いです。

 ボタン電池発見。やっぱ電池交換だけならやること一緒やん(´・ω・`)

 おそらく赤矢印の部分がボタン電池をロックしているような役割かと思います。
 念のため、先ほどのプラスチックのカバーでボタン電池周りの部品を押さえながら、赤矢印の部分をピンセットで右に押すと、ボタン電池が外れました。
 

 ちなみに、ボタン電池をはめる時は、赤矢印の方向に押し付けるようにしてはめると、ちゃんとはまります。
 素手でやるのはNGとか言われそうですが、まあ大抵大丈夫。

 これで、この腕時計の電池交換も無事終了。

電池交換は自分で簡単にできる!けど…

 今回、2種類の腕時計の電池交換を解説しました。
 とはいえ、工具セットについても、やり方についても説明書がないので、ほとんど自己流ですが…。
 腕時計によって作りが違いますので、自信がない人は素直にお店に出した方が良いかも。
 特にスマートウォッチの修理は慎重に!(接着剤を使う修理をする際は、導電性接着剤を使った方が良いかもよ!)

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