2018/04/09
明日館に行ってきました
東京の池袋にある、自由学園明日館(みょうにちかん)に行ってきました。
大正時代に女学校として建築され、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトと、その助手の遠藤新が設計した建物です。
ライトは20世紀のアメリカを代表する建築家で、日本だと帝国ホテルを設計したことで有名です。
軒高を低く抑えて水平線を強調した立面、幾何学的な建具の装飾が、プレイリーハウスと呼ばれるライトの一連の作品を象徴しています。
ライト作品の特徴である、大谷石が多用されています。
食堂も幾何学的な装飾で、ライト建築の特徴を表しています。
照明もライトのデザインで、当時のまま残っています。
椅子は遠藤新がデザインしたものです。
子供用のサイズなので可愛かったです。
ホールには、この建物のデザインを特徴付ける幾何学模様の窓が配されています。
明日館は、「建物は使ってこそ維持保存が出来る」という考えから、動態保存のモデルとして運営されています。
また、照明や冷暖房も設置されており、重要文化財に指定されている素晴らしい建物を、快適な環境で堪能することが出来ました。