2024/02/23

魂が震えた映画をご紹介します。インド映画「RRR」

「ナートゥをご存じか?」
RRRの虜になっている方は、そのフレーズを聞くだけで、ほとばしる熱いパトスを感じることでしょう。
僕もまた、その一人です。
映画の鑑賞後は、心臓がまるで木の橋を走り抜ける狂った馬の蹄のように大きな音を立てていました。
「こ、この映画を広めなくては・・・!」そんな使命感に駆られましたので、かるーく布教していきたいと思います。

映画「RRR」は、1920年の英国植民地時代のインドが舞台となっており、独立運動の英雄達の熱い友情物語を描いています。
多彩で豪快なアクションと、心躍るミュージカルがギチギチに詰まった3時間にも渡る長尺の映画です。

3時間映画ですが、シーンの切り替わりやストーリーのテンポが非常に良く無駄のない展開のため、体感時間は短く感じました。
10分に一回は燃え上がるような展開が繰り広げられていたので、まさにアドレナリンラッシュといったところです。

RRRでは、兎にも角にも喜怒哀楽がビックリするほど表現されています。

「喜」で描く、2人の熱い友情
「怒」で描く、裏切りに対しての疑心
「哀」で描く、知られざる英雄達の責務
「楽」で描く、興奮冷めやらぬナートゥのダンス

完成された映画。
それがまさしくRRRであると僕は思います。

あとがき!

RRRを知ったキッカケは、宝塚歌劇の公演「RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~」のチケットを、知人から譲ってもらったことです。
折角だから、原作くらいは目を通していかんとな、と軽い気持ちで映画を観た結果がコレです。
もうドハマりしました。
最&高です。

宝塚歌劇の公演は、映画のシーンを一部切り取って見ているかのような気分でした。
特にダンスの再現率は高く、瞬き厳禁でした。
所感ですが、タカラジェンヌが美しいあまり、ビームとラーマの泥臭さが物足りませんでした。
それはそれ、これはこれ。
別の作品として、また楽しめれば二度美味しい、ということで良いのではないでしょうか。

皆様も良き映画ライフを。

宝塚歌劇のA席からの眺め
宝塚歌劇のA席からの眺め

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